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東洋文庫ミュージアムに企画展「東インド会社とアジアの海賊」を観に行った:雨読夜話

ここでは、「東洋文庫ミュージアムに企画展「東インド会社とアジアの海賊」を観に行った」 に関する記事を紹介しています。


以前図書館に置いてあったパンフレットで関心を持ち、先日駒込の近くにある東洋文庫ミュージアムに企画展「東インド会社とアジアの海賊」を観に行った。

この東洋文庫というのは三菱の三代目である岩崎久弥が収集したコレクションが元になっているとあり、来歴を全く知らなかったので少し驚いた。
そして、このミュージアムは調度や学芸員さんたちに落ち着いた雰囲気があってかなり居心地がいい。

展示としてはタイトルが「東インド会社とアジアの海賊」ということで、主に東南アジアや東アジアが舞台となっていた。
江戸時代は長崎の出島にオランダ人が滞在していたが、彼らは東インド会社の関係者だったことが書かれており、こうした視点で出島のオランダ人を考えたことがなかった。

また、平戸で生まれ台湾を拠点として清に対する戦いを続けた鄭成功(国姓爺)は英雄として扱われることが多いが、清から見れば海賊の頭目以外の何者でもないような記述があったことにも、あっという思いがした。

他にも、江戸時代にヨーロッパ人とのハーフということでジャカルタに追放され、故郷をしのぶ手紙で知られる”じゃがたらお春”が実は東インド会社の社員と結婚してけっこういい暮らしをしていたらしいことや、コルネリアというこれまたハーフの女性が、財産狙いだった元夫と離婚がらみの裁判で派手にやりあったらしいことなどが展示されていて興味深かった。

このミュージアム自体のコンセプトというか設計思想のような部分が気に入ったので、面白そうな企画展があればまた訪れたいと思う。



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