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『孔子―人間、どこまで大きくなれるか』:雨読夜話

ここでは、「『孔子―人間、どこまで大きくなれるか』」 に関する記事を紹介しています。
孔子―人間、どこまで大きくなれるか (知的生きかた文庫)
孔子―人間、どこまで大きくなれるか (知的生きかた文庫)
渋沢 栄一 (著), 竹内 均 (編・監修)
三笠書房 1996-07

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「論語」 人間、一生の心得


明治時代に産業の発展に大きく貢献した渋沢栄一が著した『論語講義』を現代語訳した作品。
論語の解釈自体は他の本と大きく変わるものではないと思うが、自身の経験や周囲の人物のエピソードを引き合いに出して語っている部分が面白い。

中でも、同時代人でもある、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、山県有朋、井上馨といった幕末・明治の偉人たちを引き合いに出しているところがいい。

例えば、渋沢を明治政府にスカウトした大隈重信については、有吉弘行風に言えばかなりの”おしゃべりクソ野郎”という感じの評価をしていて笑ってしまった。
もっとも大隈のいいところも触れており、大隈が亡くなるまで親交が続いた間柄ということで、忌憚なく書いていることが分かる。

また、しばしば衝突した大久保利通は嫌いだが認めていたことや、江藤新平のゴリ押しに辟易したことなども書いていて、明治時代の史料という読み方もできる。

訳も分かりやすく、楽しみつつもためになる内容だと思う。



渋沢栄一の「論語講義」 (平凡社新書)渋沢栄一の「論語講義」 (平凡社新書)

渋沢 栄一 (著), 守屋 淳 (編集)
平凡社 2010-09-16

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