太田記念美術館「浮世絵猫百景」展:雨読夜話

ここでは、「太田記念美術館「浮世絵猫百景」展」 に関する記事を紹介しています。


先週末に初めて原宿へ行き、浮世絵専門の美術館である太田記念美術館で「浮世絵猫百景」展を観た。

猫好きとしても知られる歌川国芳をはじめとして、その弟子である月岡芳年など多くの浮世絵師の作品が1階、2階、地下1階に多く展示されて、猫がいかに画題として愛されてきたかが分かる。

まず目に付いたのは国芳の猫が集まった絵文字や、猫が集まって骸骨や化け猫を形作っている作品で、猫への愛と遊び心が強く感じられて好感が持てる。

また、血みどろバイオレンス系の絵の印象が強い芳年だが、実は面白い絵もけっこう描いていることが分かった。
例えば、猫軍とネズミ軍の兵士たちがちょっととぼけた感じで対決しているシリーズが展示されていて、トムとジェリーみたいで面白かった。

芳年の作品では師匠の国芳を描いた絵もあり、これもまた観て得した感じが強かった。
国芳は作品で自身を後ろ向きに描いたり、顔に紙を貼り付けたりするなどして顔を見せないが、芳年の絵では優しい感じのおじさん然として描かれている。
これは国芳の死後に描かれたもので、生きているうちに描いたら叱られたと思われる。

特に猫好きというわけでもないが、かなり楽しめる展示だったと思う。



江戸猫 浮世絵 猫づくし江戸猫 浮世絵 猫づくし

稲垣 進一 悳 俊彦
東京書籍 2010-05-15

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