『FCバルセロナ』:雨読夜話

ここでは、「『FCバルセロナ』」 に関する記事を紹介しています。
FCバルセロナ (ちくま新書)
FCバルセロナ (ちくま新書)
西部 謙司
筑摩書房 2012-06-05

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現在世界最強クラブの1つで、なおかつ多くの人を魅了するパスサッカーで知られるFCバルセロナ(バルサ)について、その戦術やチーム作り、これまでの戦績や立ち向かったライバルチームの話などが書かれている作品。

戦術的な面については著者の『サッカー バルセロナ戦術アナライズ 最強チームのセオリーを読み解く』と重なる部分も多いが、試合の展開によってはボランチのブスケツを前目のCBに下げたり、右サイドバックのアウベスを右ウイングに上げるなど、よりポジションを流動的にしている過程が書かれているのが興味深い。

また、引いた相手に対してもポゼッションで圧倒して得点してしまうバルサに対し、アーセナルやモウリーニョ監督が率いるレアル・マドリードなどの対戦チームがバルセロナに対して取った戦術についても書かれている。
結論としては、連戦での疲労などでコンディションの落ちている場合を除くと、バルサに勝つのは極めて難しいということになる。

ただし、バルサに現在につながる戦術を伝えたヨハン・クライフが勝率は80%程度と語ったらしく、常に勝てるわけでもないのがサッカーという競技の面白いところなのだろう。

また、バルサはメッシ、シャビ、イニエスタ、ブスケツ、ピケといったカンテラ(下部組織)出身の選手が多くを占めるチーム構成となっている。
これはチームワークがしっかりしていて控え選手が出ても戦術がぶれない反面、イブラヒモビッチのように外様のスター選手がチームに合わない場合があるなど、まだ若いとはいえポスト・メッシをどうするかという問題を提起している。
確かにメッシはバルサのカンテラ出身とはいえ、育てることができない選手、野球の野村克也・楽天名誉監督が言うところの「エースと4番」であり、ここのポジションに入る選手によってチームの形は変わってくると思う。

バルサの魅力を再認識し、楽しんで読むことができた。



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この記事へのコメント
楽しんでいただけたようで何よりです。
こちらこそよろしくお願いします。
2012/10/22(月) 20:32 | URL | ufit #-[ 編集]
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
2012/10/22(月) 20:17 | URL | 職務経歴書の書き方 #-[ 編集]
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