目黒寄生虫館へ行った:雨読夜話

ここでは、「目黒寄生虫館へ行った」 に関する記事を紹介しています。


一昨日、以前よりちょっと気になっていた目黒寄生虫館に出かけてみた。
これは世界で唯一の寄生虫に関する博物館ということで、前に読んだ『タダで入れる美術館・博物館-お得で楽しいTOKYO散歩』や、行ったことがあるとの知人の話などで知った。

場所は目黒駅西口から歩いて15分くらいの場所にあり、入館料は無料である。
展示ゾーンは1階と2階で、ホルマリン漬けにされた寄生虫の標本や拡大写真、拡大したロウ細工による模型などが展示されている。

寄生虫と聞いてイメージしやすい回虫(サナダムシ)やギョウ虫のようなものから、蚊やノミ、シラミといった人間にとっての害虫、さらには他の動植物にとっての寄生虫など、思っていた以上に寄生虫のカテゴリが多いことに驚かされる。

例えば貝の中には幼生の間は魚のえらに寄生するものがあることは初めて知り、あまり動かないイメージのある貝が寄生するということに少し驚いた。

人体への影響の有無もまちまちで、海の魚についている寄生虫はアニサキスのような例外を除けば多くが無害らしいが、淡水魚についている寄生虫では危ないものが多い印象を受ける。
以前読んだ『アフリカにょろり旅』でその存在を知り、調べるほどに恐怖が増した住血吸虫も当然展示されていて、日本でほぼ根絶できたことはすごくありがたいことだと再認識した。

人体に寄生虫が入ってくるルートとしては食物による摂取や、土や水を触ったことによる皮膚からの吸収、犬や猫のようなペットからの感染、蚊などを媒介としたものなど多いことも分かる。
元々犬や猫と接触することはあまり好きでなかったが、寄生虫のリスクもそれなりに高いとなると、今後もよほどのことがない限り犬や猫のようなペットを飼うことはないと思う。

特別展示もあり、ここでは植物への寄生虫についての展示がなされていた。
松がマツクイムシ(マツノマダラカミキリ)による食害で枯れるというニュースは以前よく聞いていたが、マツクイムシの食害よりも、それに寄生するマツノザイセンチュウという線虫によって松が枯れるそうである。
しかも外来種ということで、寄生虫でも外来種の問題があることにようやく思い当たった。

行く前は少しゲテモノ的なイメージも少し持っていたが、これまでの寄生虫研究の展示もあるなど、思っていた以上にしっかりした内容で、行って良かったと思う。



寄生虫のひみつ ムズムズするけど見てみたい「はらのむし」たちの世界 (サイエンス・アイ新書)寄生虫のひみつ ムズムズするけど見てみたい「はらのむし」たちの世界 (サイエンス・アイ新書)

藤田 紘一郎
ソフトバンククリエイティブ 2009-07-16

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

寄生虫のふしぎ ―頭にも?意外に身近なパラサイト― (知りたい!サイエンス)寄生虫のふしぎ ―頭にも?意外に身近なパラサイト― (知りたい!サイエンス)

目黒寄生虫館+研究有志一同
技術評論社 2009-01-24

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

チケットぴあ

にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック