『異星人の郷 上』:雨読夜話

ここでは、「『異星人の郷 上』」 に関する記事を紹介しています。
異星人の郷 上 (創元SF文庫)
異星人の郷 上 (創元SF文庫)
マイクル・フリン (著), 嶋田 洋一 (翻訳)
東京創元社 2010-10-28

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中世のドイツにある村に、異星人の宇宙船が不時着したことで物語が展開するSF長編。
以前読んだ小川一水の『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』(上・下)の解説で、シチュエーションが似ていると書かれていたので、読んでみた。

まず舞台はアルザス地方のストラスブルク(現在はフランスのストラスブール)の近くにあるとする北ホッホヴァルトという村で、ある夜に神父のディートリヒが大きな雷と森での火災に気付いたところから始まる。

すると異星人の宇宙船が不時着しており、グレーのバッタに似た外観のクレンク人という異星人が出てきて、困っている彼らを村人たちが助けていくことになる。

ただし当時は天動説が信じられていた時代であり、人類と大きく異なる姿をしたクレンク人を悪魔と考える村人も多くて色々ともめたりもするが、ディートリヒらの説得やクレンク人の誠実さなどもあって徐々に受け入れられていく。

その話が進む一方、現代では統計歴史学者のトムが、上記の村が地図から消されて忌まわしい地とされてきた謎について、そして同居している女性物理学者のシャロンが、宇宙や次元について研究をしている話がところどころで織り込まれている。

歴史考証をかなり細かくやっているようで、中世の文物やキリスト教についての記述が多く、あまりこの手の話に疎い者としては少々読み進めるのがつらかったりもするが、設定自体はなかなか興味深い。

村人とクレンク人が徐々に打ち解けたり、多くの事件が発生しつつ下巻に続いていくので、続けて読んでみる。



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