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『誰も知らなかった賢い国カナダ』:雨読夜話

ここでは、「『誰も知らなかった賢い国カナダ』」 に関する記事を紹介しています。

誰も知らなかった賢い国カナダ (講談社プラスアルファ新書)
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桜田 大造
講談社 2003-05

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カナダ外交の専門家が、カナダの社会や政治について語った本。
米国と同じような国と思われがちであるが、米国のいいなりになってばかりではなく言うべきことははっきり言う、それなりにしっかりした国のようだという感想である。

いくつかカナダの特徴を挙げると、このような感じ。
・多文化主義で、様々な民族の風習に寛容(米国のように、WASPの文化をそれほど強制しない)
・州政府の力が強く、州首相は教育や外交の一部など、他国の州以上に色々な事を決めることが出来る。
・財政赤字が問題だったが、予算を3年スパンで設定することなどで、黒字転換に成功した。
・小選挙区制で死票が多いのが問題だが、連邦レベルと州レベルで政党の勢力図が大きく異なり、けっこうドラスティックな政権交代が起こったりする。
・フランス語人口の多いケベック州は以前より独立要求が高く頭の痛い問題だが、完全独立は当分ないと思われる。
・外交では国連PKOに熱心で、米国のイラク戦争に反対した。

著者のさむいギャグにはつらいものがあるが、マスメディアでは知ることが難しいカナダの実態を描いていて勉強になった。



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