『星の舞台からみてる』:雨読夜話

ここでは、「『星の舞台からみてる』」 に関する記事を紹介しています。
星の舞台からみてる (ハヤカワ文庫 JA キ 7-1) (ハヤカワ文庫JA)
星の舞台からみてる (ハヤカワ文庫 JA キ 7-1) (ハヤカワ文庫JA)
木本 雅彦 (著), 橋本 晋 (イラスト)
早川書房 2010-05-10

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
日本SF短篇50 I (日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー)
敵は海賊・海賊の敵 (ハヤカワ文庫JA)
さよならペンギン (ハヤカワ文庫 JA オ 9-1) (ハヤカワ文庫JA)
くあっどぴゅあ (ファミ通文庫)
スワロウテイル人工少女販売処 (ハヤカワ文庫JA)


システムエンジニアの経験も長い著者による、近未来を舞台としたSF。
死後のWEB上の後始末を請け負う会社に勤めるOLの香奈が主人公で、ある日その会社の創業者で先日亡くなった野上の担当に指名される。

親会社からも担当者が派遣されて共に業務を進めることとなるが、使われていないはずの野上のアドレスから不可解なメールが届くようになり、謎が謎を呼ぶ展開となる。

また、この時代はWEB上で個人ごとにエージェントと呼ばれる仮想人格が作られていて、香奈や野上のエージェントが会話したりネットワーク世界で活躍する話も並行して語られていく。

UNIXやネットワークに関する用語が随所に登場しており、システムエンジニアやこの手の趣味がある人はより楽しめるのではないかと思う。
海外のSFなどで感じるような分かりにくさも少なく、日本的に消化された作品だと感じる。

比較的地味な感じの導入部分からどんどん話が大きくなっていき、思っていた以上に楽しむことができた。
前向きで夢のある感じの野上のキャラクターにも好感が持てる。




にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック