『武装島田倉庫』:雨読夜話

ここでは、「『武装島田倉庫』」 に関する記事を紹介しています。
武装島田倉庫 (新潮文庫)
武装島田倉庫 (新潮文庫)
椎名 誠
新潮社 1993-11-30

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
アド・バード (集英社文庫)
みるなの木 (ハヤカワ文庫JA)
砲艦銀鼠号 (集英社文庫)
ひとつ目女 (文春文庫)
地下生活者/遠灘鮫腹海岸 (集英社文庫)


椎名誠による『アド・バード』、『水域』に続く超常SFの第3作で、連作を含む短編集となっている。
「北政府」との戦争で化学兵器が大規模に使用された結果、さまざまな環境が激変した異常な世界を舞台としている。

表題作と最後の「開帆島田倉庫」では可児(かに)という名の青年が島田倉庫という倉庫会社に就職して外敵との戦いをするなどの活躍が描かれ、他の作品では登場人物は異なるものの同一世界での出来事が書かれている。

化学兵器の影響で突然変異した動植物や油まみれの海などが登場し、椎名SFにありがちな独特のネーミングが秀逸である。
こうした少々とんでもない世界で、人々がしぶとく活躍するのがいい。

比較的初めに読んだこともあり、椎名SFで最も印象に残る作品となっている。
著者自身「科学性の乏しいSF」あるいは「あまり美しくないファンタジー」と称す通りハードSFではないため、20年経った現在でも全く古びていない。




にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

関連タグ : 椎名誠,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
椎名誠 『武装島田倉庫』(新潮文庫)、読了。 ある方の書評Blogで紹介されていて、 『水域』のようなジャンルの作品らしいゾと思い、早速買ってきました。 カミツキウオ、ニンバ...
2013/06/02(日) | 観・読・聴・験 備忘録