『防災立国--命を守る国づくり』:雨読夜話

ここでは、「『防災立国--命を守る国づくり』」 に関する記事を紹介しています。
防災立国--命を守る国づくり
防災立国--命を守る国づくり
三橋貴明
潮出版社 2013-03-05

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三橋貴明による、道路や公共施設といった社会インフラのメンテナンスなどの防災関連の公共投資を実施することで、デフレ対策及び現在老朽化しているインフラの更新を実施すべきだと主張している作品。

これまでマスコミからは、公共投資はバラマキであって財政赤字を拡大させた元凶と報じられることが多かったが、実際はそれはデタラメであることが書かれている。

実際は公共投資が毎年減額されてゼネコンなどの供給力が低下する一方、高度成長期頃に建設されたインフラが50年経過してメンテナンスが必要とされる問題を指摘している。

さらに、東日本大震災の発生により、過去の建築基準が必ずしも十分でないことが発覚したことも書いている。

そしてデフレで財政的に政府が公共投資を行いやすい現在こそ、防災に力を入れるべきことが主張されており、具体的なデータを用いたり言葉の定義を明確にするなどの工夫がされているので説得力がある。

中でも民主党のスローガンだった「コンクリートから人へ」というのが、未来の世代のことをおざなりにして現行の世代の人気取りをするおぞましい政策というのは、元々このスローガンにピンとこないところがあったので納得できた。

また、バラマキとは何か?という言葉の定義ということについても書かれていて、公共投資は雇用を生むので必ずしもバラマキとは言えず、子ども手当のようなGDP拡大に影響を与えなさそうな政府支出を指しているとあり、言葉のイメージが先行することの問題を実感させられた。




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