fc2ブログ

『最前線―東京湾臨海署安積班』:雨読夜話

ここでは、「『最前線―東京湾臨海署安積班』」 に関する記事を紹介しています。
最前線―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
最前線―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
今野 敏
角川春樹事務所 2007-08

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
陽炎 (ハルキ文庫―東京湾臨海署安積班 (こ3-16))
花水木―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
半夏生―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
残照 (ハルキ文庫)
警視庁神南署 (ハルキ文庫)


今野敏による、佐々木蔵之介主演のTVドラマ『ハンチョウ』の原作ともなっている警察小説である安積班シリーズの短編集。

本作でも、係長(≒ハンチョウ)の安積が率いる臨海署・強行係の面々や、交通機動隊の小隊長である速水などが活躍している。
管轄が東京湾岸一帯で他の所轄と重なることもあり、他の署へ応援に駆り出されたり、本庁や他の署と調整で苦労するなどのエピソードがリアルに描かれている。

表題作では初期の作品である『二重標的』で安積班にいたはずの大橋が他の署で刑事として出てきて、臨海署時代の後輩に当たる桜井とコンビを組んで捜査に当たるなど、他の作品との関連が見えて面白い。

「射殺」では安積ロサンゼルス警察の刑事とコンビを組んで安積の知られていなかった特技が判明したり、「夕映え」では安積が昔指導を受けた刑事が登場するなど、安積の過去の経緯が書かれているのがいい。

他にも、太っていて頭が弱そうに見えるが、実は洞察力やツキに恵まれた部長刑事である須田が活躍するところ、刑事らしい村雨の落ち着きぶりなども安定して見られる。
また、捜査本部のまとめ役として結構登場回数の多い本庁の池谷管理官も出てきて、話に厚みを加えている。

安積班シリーズはTVドラマだけでなく、映画化されればぜひ観てみたい。




にほんブログ村 本ブログへ_blank
スポンサーサイト




関連タグ : 今野敏, 安積班シリーズ,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック