『半夏生―東京湾臨海署安積班』:雨読夜話

ここでは、「『半夏生―東京湾臨海署安積班』」 に関する記事を紹介しています。
半夏生―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
半夏生―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
今野 敏
角川春樹事務所 2009-02

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今野敏による、佐々木蔵之介主演のTVドラマ『ハンチョウ』の原作ともなっている警察小説である安積班シリーズの長編。

話はアラブ系の男がお台場の衆人環視の中で倒れ、病院に搬送されたものの間もなく亡くなることから始まる。
少し前に会社をリストラされてホームレス生活を送っていた原田はその第一発見者となるが、直後にチンピラに因縁をつけられて乱闘となった際、殺人をしたと思い込んで逃亡し、結果として事態を複雑なものとしている。

安積はこの件を上司の榊原課長へ報告したところ、伝染病を感染させるバイオテロの疑いがあるということで、警察だけでなく各省庁を巻き込んだテロ対策本部が設けられることとなった。

そして臨海署には公安のキャリア官僚である岸辺がテロ対策本部を指揮することとなり、各省庁の上層部で連携がとれていないのか、右往左往しながらの捜査となる。

さらに現場に居合わせた須田と黒木は病気に感染した疑いで病院に隔離され、さらに村雨が家庭の事象で無理ができない状態となり、安積は人員不足の中捜査に当たる中で、事件の不自然な点に気がついていく。

本作では、レギュラーの交通機動隊の速水小隊長や鑑識係長の石倉だけでなく、盗犯係長の木村や暴力班係の真島といった臨海署の他の部署の担当と連携を取って捜査に当たっていくところが見所である。
安積がいかに人望があり、上司の使い方も心得ているという描写はサラリーマンにとって魅力的なのだと思う。

本作はテロへの対策が扱われていた分、他の作品よりも異色な感じだった。
シリーズは6冊読んだので、安積班シリーズのコンプリートを目指す。



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