『名言で楽しむ日本史』:雨読夜話

ここでは、「『名言で楽しむ日本史』」 に関する記事を紹介しています。
名言で楽しむ日本史 (平凡社ライブラリー)
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半藤 一利
平凡社 2010-06-11

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日本史上の奈良時代くらいから1900年までを舞台に、多くの人物による名言や珍言を紹介している作品。
地方新聞で連載されていたものを単行本化したものという。

和歌の一節や演劇のセリフによるものはいまひとつピンとこなかったりもするが、有名な言葉や初めて知る重要な言葉などが多く収められていて興味深い。

ただし、カバーには”ユーモア溢れる”とある著者の解説が、ほとんどの場合すべっていて辟易させられた。
以前読んだ谷沢永一の『聖徳太子はいなかった』のように、どうでもいいところで中途半端にカタカナを使ったり、くだけた感じを出そう出そうという思惑が出ているのが嫌味ったらしくて不快だった。

また、「昔の偉人の言動に比べて今は・・・」とか、「・・・で、戦争に向かっていった」という上から目線の説教じみたコメントが多く、かなりウザい。
昔も今も、すごい人物もつまらない人物もいたわけなので、この手の言論は結果論で面白くない。

著者がどのような経歴なのかカバーで確認したところ、文春で編集長や取締役を歴任した出版社側の人物と知り、だからそんな偉そうな態度なのかと腑に落ちた。

せっかくの興味深い題材がうまく活かされていない、残念な作品となっているように感じた。




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