『「史記」の人生訓-司馬遷の世界にみる処世の知恵』:雨読夜話

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「史記」の人生訓「史記」の人生訓

村山 孚
PHP研究所 2009-05-12

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中国の前漢時代に司馬遷が著した歴史書『史記』より、処世的な教訓となる話を取り上げて解説している作品。

扱われている時代は三皇五帝といった神話の時代から夏・殷・周・春秋戦国・秦・前漢の武帝の頃までで、その間に儒教や道教といった中国の代表的な思想が生まれたり、特に戦国時代や秦末に権謀術数にまつわる多くの話が残っていたりして、興味深いエピソードが多い。

その中でも出世や自身の心のコントロール、人の動かし方、他人から恨みややっかみを買わない方法など、社会生活を送る上で有益な話を書いている。

この手の本にありがちな説教臭い解説は少々鼻につくが、題材そのものが面白いのでわりと早く読んでいくことができる。
できれば、解説は少なめにして欲しいところである。

これまで歴史小説や歴史読み物で知っている人物の話も多いが、そうした作品で取り上げられることの少ない、地味な官僚や論客の話がけっこう入っていて、初めて知る話も多かった。

『史記』関連としては、現代語訳のものも読んでみようかと少し考えている。





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