『軍師 竹中半兵衛』(新装版 上・下):雨読夜話

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軍師 竹中半兵衛 上 新装版 (角川文庫)軍師 竹中半兵衛 上 新装版 (角川文庫)

笹沢 左保 (著), 遠藤 拓人 (イラスト)
角川書店 2013-08-24

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軍師 竹中半兵衛 下 新装版 (角川文庫)軍師 竹中半兵衛 下 新装版 (角川文庫)

笹沢 左保 (著), 遠藤 拓人 (イラスト)
角川書店 2013-08-24

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長いツマヨウジをくわえて”あっしには関係のないことでござんす”というセリフなどで有名な時代劇『木枯らし紋次郎』などの作品で知られる笹沢左保による、竹中半兵衛の生涯を描いた歴史小説。

来年にNHK大河ドラマが『軍師官兵衛』に決まり、主人公の黒田官兵衛(如水)と関係が深いこともあって復刊されたものと思われる。ちなみに、谷原章介が演じることとなっている。

斎藤家に属する美濃の菩提山城主の息子に生まれた半兵衛は、色白で痩身であることなどが元で斎藤家の主君や家臣たちからうつけ扱いされることが多いが、冒頭で浅井軍に菩提山城が攻められた際は水際立った采配を見せる。
その際、忍者とも野伏せりともつかない赤丸を家来とし、その後も半兵衛のために縦横無尽の活躍をする。

その一方、織田家へ使いした際に信長の妹であるお市の方と出会い、立場上結ばれることがないながらも心のつながりができ、話の背景として続いていく。

その後半兵衛は斎藤家に見切りをつけて稲葉山城の乗っ取りを成功させた後すぐに斎藤龍興へ城を返して近江へ隠棲するが、秀吉の度重なるスカウトを受けて秀吉の軍師として活躍していく。

秀吉の厚い信任を受けてその謀才を発揮していく半兵衛だったが、信長政権の危うさや出世したことによる秀吉の変質などもあり、飄々としたキャラだけでなく、実は主君などを恐れない芯の通った人物である描写が多くなっていく。

信長の陽気な一面や秀吉がサラリーマン然としているところなど、他の歴史小説ではあまり書かれないキャラクター設定もあり、楽しく読むことができたと思う。




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