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『悪の教典 上』:雨読夜話

ここでは、「『悪の教典 上』」 に関する記事を紹介しています。
悪の教典 上 (文春文庫)
悪の教典 上 (文春文庫)
貴志 祐介
文藝春秋 2012-08-03

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昨年伊藤英明主演で映画化された、サイコパス(反社会的人格)の高校教師が学校を恐怖に陥れるサスペンス小説の上巻。

主人公のハスミンこと英語教師の蓮実は生徒から人気があり、他の教諭や保護者たちからの信頼も得ているという一見理想的な教師に見える。
しかし実際は、知能が高い一方で他者の痛みなどを共感できないというサイコパスで、問題解決のためには、普通の人が避けるような手段もためらいなく実行してしまうという一面を持っている。

初めのうちは比較的まともそうな描写がなされ、毎朝自宅に襲来するカラスや自分に吠えかかる近所の犬に対して対策を立てるあたりから、少々やり過ぎかと思われる解決方法を実施する。

勤務する高校では他の高校と同様にいじめやモンスターペアレント、問題教師などの多種多様な問題があり、教頭から蓮実が問題解決を任されるケースも増えていく。

それに伴って蓮実にとって邪魔な人物を次々と陰湿な手段で陥れていくが、このあたりは2ちゃんねるでのDQN返しと呼ばれる手法に近かったりして、ぞくぞくしながら読んでいくこととなる。

蓮実の過去やそれまで行ってきた所業も徐々に明らかになりつつ、下巻へ続いていく。




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