『爆笑問題のニッポンの教養 「体内時計」はいま何時? システム生物学』:雨読夜話

ここでは、「『爆笑問題のニッポンの教養 「体内時計」はいま何時? システム生物学』」 に関する記事を紹介しています。
爆笑問題のニッポンの教養 「体内時計」はいま何時? システム生物学 (爆笑問題のニッポンの教養 21)
爆笑問題のニッポンの教養 「体内時計」はいま何時? システム生物学 (爆笑問題のニッポンの教養 21)
上田 泰己 田中 裕二 太田 光
講談社 2008-06-26

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
NHKサイエンスZERO 時計遺伝子の正体 (NHKサイエンスZERO)
プロフェッショナル 仕事の流儀 生命科学者 上田泰己の仕事 若きプリンス、生命の謎に挑む [DVD]
時間の分子生物学 (講談社現代新書)
生物のなかの時間 (PHPサイエンス・ワールド新書)
爆笑問題のニッポンの教養 生物が生物である理由 分子生物学 (爆笑問題のニッポンの教養 11)


昨年までNHKで放送されていた教養番組「爆笑問題のニッポンの教養」を単行本化した1冊で、爆笑問題が理化学研究所へシステム生物学者の上田泰己を訪ねている回を扱っている。

上田氏は弱冠27歳で研究所のチームリーダー(大学でいえば教授に当たる)となった人物で、その若さに爆笑問題の2人が驚くところから始まる。

そして生物の体内時計はかなり正確なことや、1つではなく体のあちこちに存在すること、1日を感じる体内時計は調整できなくても季節を感じる体内時計は環境を変えることで調整できることなど、かなり興味深い研究結果の数々が披露されて驚く。

そこから生物の体内におけるバランスの絶妙さや体感時間の違い、変化することとしないことの違い、自分は何者かといった太田が好きな哲学的な話になっていく。

インタビューされる学者によっては太田の哲学的な議論に辟易する人もいるが、上田氏はこの手の話が大好きなのかまともに議論に応え、変化を求めるあまり破滅にいこうとしてしまう太田とそれを抑えようとする田中の絶妙なコンビについての話になっているのが面白い。

体内時計が物理法則の影響を受けない謎や、体内時計の研究がうつ病や季節性の体調不良の改善のみならず、生命倫理がからんだ領域に踏み込みつつあることなど、現状の研究とどのようなことが考えられているのかを知ることができて興味深かったと思う。




[本書のブックガイドに挙げられていた作品]


にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

関連タグ : 爆笑問題,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック