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『新編 はじめてのニーチェ』:雨読夜話

ここでは、「『新編 はじめてのニーチェ』」 に関する記事を紹介しています。
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ドイツ出身の哲学者ニーチェの思想について、これまで伝えられていることにはでっちあげが多いとし、実際はこのような考えだったのではないかと分かりやすく解説している作品。

ニーチェについてはドイツの哲学者、ニヒリズム、「神は死んだ」、『ツァラツゥストゥラかく語りき』など、イメージされる単語はあったものの、それ以上はあまり分かっていないので読んでみた。

まず、歪曲して伝えられている部分があまりにも多いことを揚げ、それを正すところから始めている。
そして誤って伝えられることが多い理由には、敵があまりにも多かったためとしており、その思想についての部分を読んでいくと納得ができる構成になっている。

まず、ヨーロッパに住んでいるのにキリスト教が邪教であると否定しているだけでも叩かれるのに、さらに民主主義や平等思想、客観的な事実や真理を追求する哲学なども攻撃しており、かなり大変な人生を送ったのだろうと想像した。

しかし、キリスト教関係者が人間に対して本来抱かなくてもいいと思われる原罪思想を植えつけることで支配していったことや、民主主義が衆愚になりがちなこと、真理の追究には一神教の神による視点が意識されていることなど、こうした思想からすると痛い点をことごとく突いていて、本当なだけに叩かれたのが分かってくる。

ニーチェはこれまで思っていたイメージとは異なり、正しい格差を肯定する、ある意味健全な思想の持ち主だということが感じられ、かなり衝撃を受けた。
強い関心を持ったので、関連した本を読んでみようと思う。



[著者の他の作品]






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