『気骨稜々なり』:雨読夜話

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気骨稜々なり
気骨稜々なり火坂 雅志
小学館 2013-10-23

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戦国時代に活躍した博多の商人である、島井宗室(徳太夫)の生涯を描いた歴史小説。

没落した練酒商人の息子に生まれた宗室は、朝鮮半島で買い付けた茶道具を日本で販売するビジネスで財を成し、さらに大陸との交易にも積極的に関わるなど、徐々に博多の町で発言力を増していく。

しかし時期は戦国時代真っ只中で、博多は大友と毛利を中心に、龍造寺、島津、筑紫、秋月、立花といった大名たちの係争地となりがちで、何度も戦火で店が焼かれてしまい、戦国大名たちに不信感を増していく。

宗室は当初大友宗麟に近づき、その後信長や秀吉ともつきあうこととなるが、随所で商人としての意地として度胸のよさを見せるシーンが出てくる。

そして秀吉による、民衆に苦しみを与えるのが明白な朝鮮進出計画を阻止すべく積極的に動いていく。
著者の作品にある今井宗久を描いた『覇商の門』が近い感じで、その宗久も登場するので、堺の商人と博多の商人ということで比較するのも面白い。

火坂作品のなかではまずまずというところではないかと思う。




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