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『確証』:雨読夜話

ここでは、「『確証』」 に関する記事を紹介しています。
確証
確証今野 敏
双葉社 2012-07-18

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今野敏による、捜査第三課(盗犯係)の刑事2人の活躍を描いた警察小説。

渋谷で午後2過ぎに強盗事件が発生し、その役12時間後にこれも渋谷で金庫破り、翌日にも赤坂で強盗殺人事件が発生し、警視庁の捜査三課の警部補である萩原は一連の犯行に傾向を見出し、コンビを組む女性刑事の秋穂とともに捜査に当たる。

警視庁では強盗は強行犯ということで捜査一課、空き巣や金庫破りなどの窃盗は捜査三課と担当が分かれていて、萩原・秋穂のコンビはエリート意識をむき出しにする捜査一課の菅井と苅田の2人といがみ合うシーンが多く出てくる。

萩原は盗犯係としての経験から、関連している元泥棒の情報屋の技術が関係していると読み、徐々に捜査を進めていく。

強行犯係などに比べると地味で警察小説で扱われることの少ない盗犯係だが、プロの犯罪者が多いこともあって担当の刑事が職人風になっているところが面白い。

安積警部補に近いキャラクターの萩原と、少し意地っ張りだが勘のいい秋穂の組み合わせがいい味を出している。
また、萩原と秋穂の上司で中間管理職の難しさに悩む猪野係長や、人使いが絶妙な捜査一課の田端課長、渋谷署の須坂など、脇役たちも存在感がある。

昨年に高橋克実と榮倉奈々のキャストで警察もののドラマが放送されていたが、実は本書が原作だったと知り、少し驚いた。
先日安積班シリーズを一通り読んでしまい、他の作家の警察小説を読み出したが、今野作品にも面白い警察小説がまだまだ沢山あることを再認識した1冊だった。




[本書の文庫版]
確証 (双葉文庫)確証 (双葉文庫)

今野 敏
双葉社 2015-06-10

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