『黒警』:雨読夜話

ここでは、「『黒警』」 に関する記事を紹介しています。
黒警
黒警月村了衛
朝日新聞出版 2013-09-06

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組織犯罪対策部(暴力団担当)に属するうだつの上がらない警官の沢渡が、妙に義理や人情のある武闘派ヤクザの波多野、そして中国マフィアの沈と出会い、警察やヤクザの上層部にいる悪に挑んでいく警察小説。

三十代後半で口ひげがトレードマークの沢渡はTVの警察ドキュメントでも三枚目の役割を演じさせられるなど、警察内部ではかなり評価が低く無気力な感じの人物に描かれている。

その沢渡は、沈という中国人が率いる義水盟なる秘密結社が日本のアニメ『らくがきペンちゃん』の関連グッズのニセモノを取り扱っているとのことで捜査に参加するが、ひょんなことから過去の因縁がある波多野だけでなく捜査対象の沈本人とも出会うこととなる。

そこで三者の間で妙なつながりができ、沈から波多野と沢渡にカンボジア人のサリカという女性をかくまうよう依頼があったことから話は大きく展開していく。

警察組織とヤクザ、そして複数の中国マフィアなどの利害が複雑に絡み合っているのを背景に、それぞれの組織の上層部が怪しい動きをする中、沢渡が徐々に精力的に奔走していく。

かなりスピーディな流れでストーリーが書かれていて、『機龍警察』シリーズほど派手ではないにしてもかなり厚みというか重さのある内容となっていて一気に読み進んでいった。




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