長崎歴史文化博物館「伊藤若冲と京の美術―細見コレクションの精華」展:雨読夜話

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伊藤若冲と京の美術 ―細見コレクションの精華伊藤若冲と京の美術 ―細見コレクションの精華

細見美術館
青幻舎 2014-04-16

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先日の連休に長崎へ行き、長崎歴史文化博物館で開催されていた特別展「伊藤若冲と京の美術―細見コレクションの精華」を観た。
以前『目をみはる伊藤若冲の「動植綵絵」』を読んで伊藤若冲の絵に関心を持ったことによる。

上記の本からどうしてもカラフルな鶏の絵のイメージを強く持っていたが、今回の展示ではカラフルな鶏の絵は1つのみで、その代わりに水墨画として描かれた鶏の絵が多く展示されていた。
濃い感じの鶏の絵もいいが、思い切ったタッチで表現された鶏の絵も興味深く楽しむことができる。

また、若冲の絵として「糸瓜群虫図」というヘチマにカタツムリやトンボ、バッタといった虫たちがあちこちに描かれている絵もあり、これもなかなか好きな作品となった。

この時期の京都の絵についての解説をした映像も放送されていて、尾形光琳や若冲が活躍した約100年くらいの頃は京都の商人たちが趣味で絵を描いたものが多く、製作にかかる費用や期間に制限があまりないことからかなり細かくて豪華な感じの作品が多いと解説されていた。
人の視点ではなく仏や神の視点から観た絵と表現される、かなり細かなところまで描かれていることを語っていてなるほどと思った。

若冲以外では尾形光琳をはじめとする琳派、円山応挙やその弟子たちの絵、そして若冲の弟子らの絵が展示されていた。
この中では琳派の系統に属する近代の画家で、神坂雪佳の作品が特に印象に残った。

他には京都の街中を描いた屏風や祭りを描いた作品などが展示されていて、この中では仮装をした人たちが踊っている絵が特に面白かった。
現代でも普通に目立ちそうな大根の仮装や、なめくじ?と見せかけて腰についた紐の先に殻がついていてカタツムリの仮装をしたと分かる人がいるなど、ちょっと笑いながら観ていた。

なかなか充実した特別展で、行って良かったと思う。





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