『日本人はなぜ美しいのか』:雨読夜話

ここでは、「『日本人はなぜ美しいのか』」 に関する記事を紹介しています。
日本人はなぜ美しいのか (幻冬舎新書)
日本人はなぜ美しいのか (幻冬舎新書)
枡野 俊明
幻冬舎 2014-03-28

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禅僧であり庭園デザイナーとして世界的な有名な桝野俊明(ますのしゅんみょう)氏による、日本の禅的な美について語っている作品。

まずアップル社の故スティーブ・ジョブズが禅に傾倒していたエピソードを紹介し、アップル社製品が無駄なものを削ぎ落とした禅的な要素が強いことを語っている。
これに対して日本のガラケーはそれに比べて機能を盛り込みすぎだと低い評価をしている。これについては禅ではなくて町民的なこだわりの文化が発揮された製品と考えていて、あまり賛成しないがつっこむところではないかもしれない。

また、2020年オリンピックの東京開催が決定した際に日本の「おもてなし」という言葉が大きく報道されたことについて、「おもてなし」は善意の押しつけではなくてあくまで相手を思いやる言葉からの行動と強調している。

日本の文化は余計なものをそぎ落とすことにあるとしていて、呉善花や樋口清之の本で書かれていることと多少重なる。
最近は社会の変化によって日本文化の良さが失われつつあるという話も多いが、このあたりはわりとありきたりのような気もする。

日本文化の特徴として、どこから見てもそれなりに様になること、完成するのは終わりで少しだけ未完成の部分を残しておくこと、移ろいを感じさせるところなどを語っている。

仏教の思想と絡めて日本文化を考察しているところが多いが、他国では融通を利かせる文化はあまりないなどのソフト的な話もあったりして興味深い。



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