『知の巨人 荻生徂徠伝』:雨読夜話

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知の巨人 荻生徂徠伝 (単行本)
知の巨人  荻生徂徠伝 (単行本)
佐藤 雅美
KADOKAWA/角川書店 2014-04-26

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江戸時代の儒学者である、荻生徂徠の生涯を描いた歴史小説。
徂徠の父は5代将軍綱吉のお抱え医師だったが何らかの怒りに触れたことで江戸追放となり、徂徠も父とともに上総(千葉県)で少年時代を過ごすが、この時期に和漢の書籍を学んだことで博覧強記となったことが書かれている。

その後江戸へ出て私塾を経営した後、綱吉政権の老中である柳沢吉保にお抱えの儒者として仕官することとなり、徐々に頭角を現していく。

学問としては日本的な漢文に返り点をつけず読んでいく方法ではなく、中国語をマスターしてそのまま読んでいく方法を取り、当時主流だった朱子学以前の儒教を重視するようになっていく。
そして朱子学を批判する他に、元々尊敬していたが手紙を無視されたことなどで伊藤仁斎・東崖父子の学派も攻撃するようになるなど、色々な意味でアグレッシブさを発揮していく。

そして山県周南や太宰春台など個性豊かな弟子たちができて一大学派を築いた上、八代将軍吉宗の知遇を受けるなど、かなり慌しい生涯を送ったことが分かる。

徂徠の思想については難しくてピンと来なかったり、主人公が学者ということで少し地味だったりもするが、まずまず興味深く読めたのではないかと思う。




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