『警官の貌』:雨読夜話

ここでは、「『警官の貌』」 に関する記事を紹介しています。
警官の貌 (双葉文庫)
警官の貌 (双葉文庫)今野 敏 誉田 哲也 福田 和代 貫井 徳郎
双葉社 2014-03-13

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警察小説の書き手として知られる4人の作家によるアンソロジーで、下記の作品が収録されている。
  • 『確証』に出てくる捜査三課(窃盗班係)の萩尾と秋穂が活躍する今野敏の「常習犯」
  • 中年の看守がいわくありげな囚人や訳ありの恋人とやり取りする内容の真相が徐々に明らかになっていく誉田哲也の「三十九番」
  • 刑事の上月と、先輩で中国語の通訳捜査官を勤める城のコンビが中国人がらみの犯罪解決に活躍する福田和代の「シザーズ」
  • 裁判員裁判の浸透などから人を殺すと死刑となった近未来に、両目をつぶされた上に舌、手の指全てを切り取られる(が命に別状はない)という残酷な傷害事件が発生し、親族を殺害された過去を持ち死刑の是非に悩み続ける吉川が捜査に当たる「見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ」

今野作品はこれまでそれなりの数を読んだのでここでは書かないとして、誉田作品での伏線の張り方の絶妙さや、福田作品での軽妙なやり取りとスピード感、貫井作品での問題提起に基づく重さなど、初めて読む作家たち3人の作風の一端を感じることができた。

この中では福田作品が特に面白そうに思えたので、何冊か読んでみようと思う。
なかなかバラエティ豊かな作品集となっていて、楽しむことができた。



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