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『完全黙秘―警視庁公安部・青山望』:雨読夜話

ここでは、「『完全黙秘―警視庁公安部・青山望』」 に関する記事を紹介しています。
完全黙秘―警視庁公安部・青山望 (文春文庫)
完全黙秘―警視庁公安部・青山望 (文春文庫)
濱 嘉之
文藝春秋 2011-09-02

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警視庁公安部の係長である青山望(あおやまのぞみ)警部が活躍するシリーズの第1作。

序盤に福岡で開かれた会合において財務大臣が衆人環視の中で刺殺される事件が発生する。
すぐに犯人は逮捕されたが、完全に黙秘を貫いていてその素性すら判明せず、警察の威信を問われる事件となってしまう。

そのため福岡県警だけでなく警視庁も捜査に乗り出して特捜部が設立され、青山も公安の担当として捜査に当たることとなる。
また、青山には同期の係長として大和田(組対四課=マル暴)、藤中(捜査一課=強行犯)、龍(捜査二課=知能犯)がおり、それぞれが担当の部署で能力を発揮していく。

事件はヤクザ、政界、芸能界と徐々に規模が大きいことが判明し、公安では情報戦を仕掛けたり刑事部ではとてもできない捜査を行っていく。
非合法な手段で得た情報を合法な手続きによる捜査資料で補強していくというやり方が書かれていて、国家を守ることがいかにきれいごとでは済まないかがわかってくる。

最初は警察組織の階級や部署を理解するのに時間がかかったが、途中からはそれらの情報が活きてきてより面白くなっていく。
また、著者が警察時代に悩まされたと思われる政治家たちがモデルになったと思われる記述が多いのも興味深い。

思っていた以上に面白かったので、続編も読んでいくつもりである。




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