『警視庁公安部・青山望 報復連鎖』:雨読夜話

ここでは、「『警視庁公安部・青山望 報復連鎖』」 に関する記事を紹介しています。
警視庁公安部・青山望 報復連鎖 (文春文庫)
警視庁公安部・青山望 報復連鎖 (文春文庫)
濱 嘉之
文藝春秋 2013-03-08

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公安も経験した元警視による作品である『完全黙秘―警視庁公安部・青山望』のシリーズ第3作。
第1作があまりに面白かったので続けて読んでみた。

築地の市場に青森の大間漁港から送られてきたマグロの箱が1個多く、開けてみると1つから内臓を切り取られて冷凍された死体が発見されるところから話が始まる。
それを発端に大間のマグロ利権と原発利権、そしてチャイニーズマフィアの香港系と東北系の対立、ヤクザ、政治家、中国外交官の怪しいつながりなど、事件の背後にある問題が大きいことが分かってくる。

第1作ではそれぞれ警視庁の係長(警部)だった青山カルテットと呼ばれる4人の同期たちはそれぞれ所轄の課長(警視)に昇進しており、青山は六本木を抱える麻生署の警備課長となっているが、事件の背後に元暴走族の半グレ集団が関わっていることを察知し、事件に関わっていく。
青山は持ち前の勘の良さと情報収集能力、そして人物相関図の作成能力などで定評があり、藤中の指揮能力などと合わせて組織内で重宝されている描写が随所でされている。

また、本作では警視庁公安部に長年所属する巡査部長の佃が大間での捜査に着任してから一連の事件に大活躍していくところもポイントとなっている。

本庁と所轄、刑事部や公安部、組織対策部といった組織間でのやり取りもこのシリーズの見所だが、予備知識が少ないとついていくのがちょっと大変なので、警察組織などを解説した本を読んでおくとより楽しめるのではないかと思う。



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