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『炎上 警察庁情報分析支援第二室〈裏店〉』:雨読夜話

ここでは、「『炎上 警察庁情報分析支援第二室〈裏店〉』」 に関する記事を紹介しています。
炎上 警察庁情報分析支援第二室〈裏店〉
炎上 警察庁情報分析支援第二室〈裏店〉
遠藤 武文
光文社 2012-03-17

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警察庁内に設置されている迷宮入り事件を受け持つ部署である、警察庁情報分析支援第二室、通称「裏店」(うらだな)の室長代理を務める警視正の安孫子が活躍する4編の連作小説。

ミステリーっぽい警察小説というよりは、警察小説っぽいミステリーという感じが近い。

傲慢でわがままなところが突き抜けている感じの安孫子のところに事件が持ち込まれ、あれこれ文句を言って周囲に不快な思いをさせながらも見事な推理で事件を解決するというストーリーとなっている。

4編のうち2編では長野県警の安曇野署に所属する巡査の木下と、その先輩で両津勘吉(『こち亀』の両さん)を思わせる万年巡査長の丸山のコンビが登場する。
語り手役の木下が丸山の空気の読めなさと、さらにその上を行く変人ぶりを見せる安孫子に困惑するシーンが続くところが面白い。木下は丸山のことを無能だと腹の中で毒づくことが多いが、どちらが無能なのか、あるいはどちらも無能なのかと考えるのも楽しい。丸山と組まされる時点であまり課長からも期待されていないような気もする。

重い事件と安孫子の変人ぶりのギャップが絶妙で、まずまず楽しめたと思う。




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