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福岡市博物館「軍師官兵衛」展:雨読夜話

ここでは、「福岡市博物館「軍師官兵衛」展」 に関する記事を紹介しています。



先日福岡市博物館に、NHK大河ドラマ特別展である「軍師官兵衛」展(2014年7月26日~8月31日)を観に行った。

福岡が主人公が晩年を過ごし、息子の長政が初代藩主となった土地ということもあり、下記のような通常では一度で見ることが難しい展示品が展示されていて、かなりテンションが上がった。
  • お茶碗を伏せたような形の「赤合子」(あかごうす)と呼ばれる官兵衛の鎧兜
  • 教科書でおなじみの織田信長の肖像画
  • 官兵衛が信長に賜った名刀「圧切り長谷部」
  • 母里太兵衛友信が福島正則からもらって黒田節のモデルとなったことで有名な「日本号」の槍
  • 黒田長政が若い頃使用していた水牛の角を模した兜と、福島正則と交換した一の谷型兜
  • 官兵衛が有岡城に幽閉となった際、家臣たちが官兵衛の妻に提出した起請文
  • 母里太兵衛、栗山善助、井上九郎右衛門といった重臣たちの肖像画
  • 黒田二十四騎の肖像画
  • 官兵衛が小寺祐隆という名で初めて歴史資料に登場する文書
※一部は複製

また、黒田長政の鎧兜のコーナーの壁には、大河ドラマで長政役を務める松坂桃李のサインが書かれていたのも面白い。

やはりある程度の成功を収め、その家が続いている人物の場合は史料や物品が多く残っているという感想をまず感じた。
そして官兵衛がキリシタンだったことを史料から隠している形跡があったり、官兵衛が秀吉から朝鮮での戦争での不手際を叱責された際に秀吉から長政に出された書状で許された事情が書かれたものが隠されていたことなど、当時の事情で公にしづらかったことなどが分かるのも興味深かった。

かなり充実した特別展となっており、行って良かったと思う。





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