『政界汚染―警視庁公安部・青山望』:雨読夜話

ここでは、「『政界汚染―警視庁公安部・青山望』」 に関する記事を紹介しています。
政界汚染―警視庁公安部・青山望 (文春文庫)
政界汚染―警視庁公安部・青山望 (文春文庫)
濱 嘉之
文藝春秋 2012-03-09

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濱義之による警察小説である、青山望シリーズの第2作。

三多摩地域で病院のグループを経営する医師が参議院議員選挙に出馬して落選するが、比例区の序列最下位の議員が死亡したことで繰り上げ当選を果たす。
しかしその医師の周囲の人物が次々と不自然な死に方をしていく。

事件は多摩と京都で発生しているが、京都府警では上層部の人物がある宗教に入信していることもあり、捜査をストップさせられる事態に陥る。

警視庁では選挙参謀、暴力団、宗教団体、鍼灸師、刀匠と様々な勢力の方々が登場して大きな事件になることが分かり、今回も青山(公安総務課)、藤中(捜査第一課)、龍(捜査第二課)、大和田(組対第四課)のカルテットが活躍することとなる。

病院というビジネスがいかに利益を得やすくて闇の勢力に付け入られやすいかや、中国の国家ぐるみでの謀略のいやらしさ、警察の上層部が闇の勢力につながっている場合のやっかいさなどが書かれていて、本作もかなりビターな感じに書かれている。
それに対して青山たちが連携を取って捜査を進めていくのがこのシリーズの醍醐味である。

特に、藤中と青山の会話の中で捜査一課は事件が起こってからでなければ動けないのに対し、公安は事件が起こってしまった事件で負けというやり取りが出てくるのが印象深い。

先日読んだ『警視庁科学捜査最前線』でも出てきた科学捜査の手法や、鑑識や科捜研といった組織に属する捜査員たちの活躍も書かれていてテンションが上がった。

本作で一旦青山たち4人は警視庁本庁を離れて所轄の課長として赴任していくことが終わりの方で触れられている。
やはりこのシリーズは面白いと再認識できた。



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濱 嘉之
文藝春秋 2013-08-06

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文藝春秋 2014-09-02

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