『続・梅干と日本刀 日本人の活力と企画力の秘密』:雨読夜話

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続・梅干と日本刀 日本人の活力と企画力の秘密(祥伝社新書)
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樋口清之
祥伝社 2014-10-02

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「梅干し博士」と呼ばれた考古学者の樋口清之による代表作『梅干しと日本刀』の続編。

まず、当時百万都市だった江戸の都市計画のすごさを語っている。
現代の東京も街の区画が雑然としていて道が分かりにくいが、これは江戸時代に家康が幕府を開いたころから防御の観点からこうした形に整備されたそうで、その深謀遠慮に驚く。

例えば、江戸では運河や水路をめぐらせ、津波や洪水が発生した際はこれらの水路が濁流の勢いを緩和し、その後水が引くことを助けていたという。
現代では運河を埋め立てたり川を暗渠にしているので別の治水手段が必要となったため、春日部市に首都圏外郭放水路が建設されたことにつながると考えると興味深い。

また、士農工商のイメージとは裏腹に、江戸時代はヨコ社会の要素が強かったとしていて、例えばおかずをおすそ分けする風習や、江戸では将軍が住む江戸城をみこしが通ることで同じ祭りに参加している意識が持たれたために暴動がほとんど起こらなかったとしている。

他にもがんもどきや醤油といった食品などの話をとっかかりとして、日本文化の建て増し構造について語っているなど、興味深い話が多く収録されていて良かった。



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樋口清之
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