『泥棒刑事』:雨読夜話

ここでは、「『泥棒刑事』」 に関する記事を紹介しています。
泥棒刑事 (宝島社新書)
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小川 泰平
宝島社 2013-05-10

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神奈川県警の捜査第三課や所轄の窃盗犯係で通称泥棒刑事、略してドロ刑を長年やってきた人物による、ドロ刑の仕事を描いたノンフィクション。

ドラマや小説における主人公は殺人事件や傷害事件を担当する捜査第一課や強行犯係に属する刑事であることが多いが、事件の件数からいくと窃盗犯が最も多く、一般市民からしても身近な存在となっている。

窃盗犯の傾向としては職業泥棒による犯罪の率が高く、逮捕すると余罪が3桁単位で出ることも珍しくないという。
再犯率も高いようで、侵入方法や盗んだ物品の種類、部屋の荒らし方などから過去に逮捕歴のある犯人がある程度絞り込めるとのことで、著者は昔からプロファイリングに属する捜査が行われてきたと語っている。

著者が逮捕したり取り調べたことのある個性豊かな泥棒たちの話や、盗品が持ち込まれることのある質屋さんとのやり取り、著者が目の当たりにした同僚のドロ刑たちの活躍など、多くのエピソードが書かれており、下手な警察小説などより断然面白い。

検挙率を上げるために行われてきた被害届のもみ消し問題など書きづらかったと思われる部分も書かれていて、著者がドロ刑の仕事に情熱を持って取り組んできたことが伝わってくる。

興味深く読むことができたので、著者の他の作品も読んでみようと思う。



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