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『中国怪異譚閲微草堂筆記 下』:雨読夜話

ここでは、「『中国怪異譚閲微草堂筆記 下』」 に関する記事を紹介しています。
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中国怪異譚閲微草堂筆記 下 (2) (平凡社ライブラリー き 9-2)
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中国・清朝の時代に書かれた怪奇話を集めた作品の下巻。
上巻に続いてやけに人間臭い言動をする幽霊や狐が多く登場し、生きている人間とのやり取りがなされていく。

中国っぽい話としては、自殺した人が幽霊となって次にその場所で自殺する人が現れるまでは留まり続ける話や、土地の神が中央から来た人の罪状に対して中央の神の意向を気にする話などがあり、日本との違いを感じることができて面白い。

儒教的な道徳について人間だけでなく幽霊や狐もやたらうるさいのも特色で、それぞれの話の最後に著者が道徳的なまとめをしているのも目に付く。

巻末の訳者解説ではこうした部分について丁寧に解説している。
著者が例えば『聊斎志異』のような作品をあまり認めていなかったために本書と話がかぶらないことや、本書に登場する幽霊や狐の設定に関する約束事が書かれているのが興味深い。

訳者解説は巻末ではなく、初めの方に持ってきた方が良かったのかもしれないとも思った。



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