『捜査組曲 東京湾臨海署安積班』:雨読夜話

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捜査組曲 東京湾臨海署安積班
捜査組曲 東京湾臨海署安積班
今野 敏
角川春樹事務所 2014-07-31

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今野敏による安積班シリーズの最新刊。
連作となっており、多くの作品で安積をはじめとした安積班のメンバーや、安積班と関わりの多い臨海署の面々による一人称で書かれ、タイトルが捜査組曲とあるようにそれぞれの章の名がが曲名となっている。

安積班では村雨、水野、黒木、桜井の4人で、もう一人の須田は何を考えているのか分からないという設定を守るためか一人称で出てこないが、他のメンバーの章で存分に存在感を発揮している。
また、安積に強いライバル意識を持つ強行犯第二係長の相楽、安積と相楽の上司である課長の榊原、これも常連である鑑識係長の石倉による章も入っている。

他にも瀬場副署長や水上安全課の吉田係長、海上保安庁の大友三正、相楽班の荒川と日野といったキャラクターも登場し、安積班が活躍する臨海署の設定に厚みを加えているのがいい。
安積の同期でもある交通機動隊小隊長の速水ももちろん登場し、随所で重要な役割を果たしている。

安積の魅力だけでなく村雨の的確なアドバイス、須田の優しさ、相楽の安積に対する複雑な感情、榊原課長の気苦労、荒川が上司の相楽を慕う言動など多くのエピソードが描かれている。

やはり安積班は安定して面白いシリーズだと再認識し、どうしても次の作品も期待したくなってしまう。




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