『スメル男』:雨読夜話

ここでは、「『スメル男』」 に関する記事を紹介しています。
スメル男 (講談社文庫)
スメル男 (講談社文庫)
原田 宗典
講談社 1992-06-04

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原田宗典による長編小説。
高校の頃くらいに読み、かなり印象に残っていたので思い出しながら書く。

主人公はある時期から嗅覚がなくなり、それもあって彼女から振られたりしていたが、その後自分では分からないものの、匂いを嗅いだ人は嘔吐してしまうくらいの悪臭が体から出るという異変が起こる。
その悪臭はどんどんひどくなり、マスコミに追いかけられたり人間不信に陥るような出来事も多数発生する。

そのあたりから謎の組織に付け狙われていることが判明し、協力者となる天才少年たちとともに敵に立ち向かうはめになるなど、かなりのスケールとテンポで物語が展開していく。

友情や愛情、裏切り、謀略、マスコミの怖さなど多くの要素が詰め込まれていて、井上ひさしの『吉里吉里人』や宮本昌孝の『ふたり道三』に近い感じの読みごたえがあった。

原田宗典の小説の中では、『平成トム・ソーヤー』とともに好きな作品である。




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原田宗典 『スメル男』(講談社文庫)、読了。 久しぶりの原田作品。 ある日突然、激烈な体臭を発するようになった男が 東京中に腐臭を撒き散らす・・・・・ かなり現実離れしたお話なのですが、 天才少年たちが現れてから、突如として地球平和規模の話になり、 最後は、SFアクション映画のような場面へと突入していきます。 荒唐無稽なようでいて、 意外と最後まで楽しんで読め...
2015/02/08(日) | 観・読・聴・験 備忘録