『爆笑問題のニッポンの教養 ひきこもりでセカイが開く時 精神医学』:雨読夜話

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爆笑問題のニッポンの教養 ひきこもりでセカイが開く時 精神医学
爆笑問題のニッポンの教養 ひきこもりでセカイが開く時 精神医学
太田 光 田中 裕二 斎藤 環
講談社 2008-03-26

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爆笑問題が各界の学者に話を聞きに行くシリーズの1作で、今回は大学や研究所ではなく病院へ、精神科医の斎藤環氏を訪ねている。

斎藤氏は多趣味で爆笑問題のファンでもあるのか、太田が高校時代に友達がいなかったことや、カート・ヴォネガットの大ファンであることなど、爆笑問題のことをあまりにも知っていることに驚きながらやり取りを読んでいった。

斎藤氏の専門は引きこもりの研究や治療で、引きこもること自体は必ずしも否定的には捉えておらず、いろいろな分野で大成した人物にもそうした傾向や時期があったことを紹介している。

問題は引きこもった状態にあること自体を苦にして、周囲に迷惑をかけているという思いや、プライドは高いが自信はないという状態に陥って行動ができない状態が続くことにあるとしていて、その難しさを語っている。

そしてお笑いは不安や不満など満たされない部分がベースとなって生まれることや、「自分はそこまでの人物ではない」とか「これもまた自分」、「今の状態もそれなりになのでは?」といった心理的な重荷を軽減するような言葉を語り合っているのが良かった。

特に心理面では正常な状態を判別することは不可能に近いような話もあり、なるほどと思いながら読んだ。



[斎藤氏の作品]


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