『ぼくは眠れない』:雨読夜話

ここでは、「『ぼくは眠れない』」 に関する記事を紹介しています。
ぼくは眠れない (新潮新書)
ぼくは眠れない (新潮新書)
椎名 誠
新潮社 2014-11-14

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椎名誠による、自身の睡眠障害を扱ったエッセイ。

著者が悩まされ続けているのは眠ってから深夜3時などに目覚めて眠れなくなるという症状で、会社を辞めて作家専業になり、その後身の回りで発生した衝撃的な事件の後に自覚するようになったという。

睡眠薬を服用すると良く眠れて目覚めが気持ちいい一方で、睡眠薬の多用によって病気や事故にあった人の話も紹介している。
以前、処方された睡眠薬を服用した翌日は気持ちよく目覚めるものの、その夜になかなか寝付けず、翌々日に寝不足になった経験があるので、常用が危険だということは納得できる。

そして中盤では睡眠が果たす機能や睡眠不足によって発生する問題、カンボジアのポル・ポト派が行っていた眠らせない拷問など、睡眠について書かれた多くの本の感想を語っている。

睡眠障害に対してこれはという方法はないが、就寝時に消灯することやアロマ、ある種の塩を入れての入浴、音楽や服といった眠るための環境づくりが重要としている。
また、飲酒で眠りやすくなるイメージがあるが、実際は眠りが浅くなるので寝不足には逆効果とも書かれている。

本書はあくまでエッセイで、快適な眠りに役立つことを期待してはいけない。
年齢の割に健康そのものに見える著者でも睡眠障害に悩まされていると知り、悩んでいる人が自分だけではないと気を楽にするために読む作品だと思った。



[参考文献に挙げられていた作品]


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