『成功したければマニュアルどおりにやりなさい。』:雨読夜話

ここでは、「『成功したければマニュアルどおりにやりなさい。』」 に関する記事を紹介しています。
成功したければマニュアルどおりにやりなさい。
成功したければマニュアルどおりにやりなさい。
工藤 正彦
実務教育出版 2015-03-10

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
「仕事が速い人」のエクセル関数術 (日経BPムック)
マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか
外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る「99の心得」 (光文社新書)
ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術---数字力が一気に高まる基本スキル
達成の科学――確実にゴールへ導くステップ・バイ・ステップの招待状


マニュアルの作成やコンサルティングに関する仕事をしている人物による、マニュアルの重要性を解説している作品。
特に、社会人になりたての若い人向けに書かれているようである。

「マニュアル人間」とは「マニュアルに書かれていることしかできない人」という否定的な意味合いで使用されていて、自分で考えて動く人が評価される傾向がある。
しかし実際には、「マニュアルに書かれた通りにできない人」が9割で、この当たり前とされてきたことを当たり前にできた人が有能な人になれるとしている。

エリートやカリスマとされる人は、この基本を身につけたうえでプラスアルファを積み重ねているので、基本を身につけていないのに独自のやり方を身に着けようとすることは問題があるという話にはなるほどと思う。

例えば華道や茶道でも、「花を右に○度の角度に傾けて挿す」といった感じで個々の動きを分解して詳細のマニュアルにすることで、所作を一定レベルに上げることは可能と書かれているのに驚く。
そのため、まずはひたすら余計なことを考えずにマニュアル通りに行うことが重要としている。

「マニュアルにないこと」や「マニュアル通りにいかないこと」は当然存在し、ここで「当てにならない」とマニュアルが軽視されることが多いが、マニュアルと実際に起こった結果を突き合わせて分析することが正しい対応で、必要に応じてマニュアルを更新することとなる。

こうした主張は以前読んだ『個性を捨てろ! 型にはまれ!』『パクる技術』にもあった「守・破・離」に通じるものがあり、「守」がいかに重要かということを語っているのだと感じた。

ではマニュアルのないところで働いていたらどうするのか?という疑問に対しても、自身の仕事を細分化してマニュアル化することで業務効率をあげることができると書かれている。
自分用のマニュアルを作成する過程で無駄な作業を減らすことにもつながり、有効な方法である。

著者は出版社の担当者から「居酒屋で説教するような感じで」書いてはどうかと勧められて本書を書いたそうで、そうした雰囲気がかなり伝わってきた。

マニュアルは過去の経験や知恵の蓄積であり、作成や活用の重要性を改めて知ることができ、有益な内容だった。




にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック