『あやしい探検隊北へ』:雨読夜話

ここでは、「『あやしい探検隊北へ』」 に関する記事を紹介しています。
あやしい探検隊北へ (角川文庫)
あやしい探検隊北へ (角川文庫)
椎名 誠
角川書店 1992-07

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椎名誠による、あやしい探検隊シリーズの第2作。

椎名、沢野、木村、目黒、小安、依田、高橋といった前作の『わしらは怪しい探険隊』に登場した初期メンバーに加え、ドレイ(下働き要員)として米藤、長谷川、そして後に女優の本庄まなみの夫となる編集者の沢田康彦らが加入し、長谷川の火吹きや沢田のちょっとずれた行動などが描かれ、さらににぎやかになっている。

前半ではきれいな飲み水が出ることからあやしい探検隊御用達のようになっている新潟県の粟島での話が多く、海が荒れて帰れなくなったり、キャンプ中に大型台風が襲来して雷雨でひどい目にあったりと多くの出来事が発生する。

中盤では八丈島やフィリピンの離島、日本文化が色濃く残るパラオといった南の島への旅が書かれている。
ダイビングや、パラオにおけるカツ丼などのことが出てきて、すっかり南の島にハマッた感じの椎名だったが、隊員たちと再会してから原点を思い出したのか、終盤は自動車に分乗して東北地方へのキャンプ旅で締められている。
この旅ではトランシーバーによるくだらないやり取りが秀逸だった。

あとがきでは隊員たちによる粟島キャンプを振り返っての座談会の模様も一部収録されていて、なんだかんだ文句を言いながらも楽しんでいることが伝わってくる。

10冊以上出ているこのシリーズの中でも、本作が最も濃い感じであやしい探検隊らしさが出ている作品だと考えている。
久しぶりに読み返したが、面白さは変わっていないと感じた。




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