『地球外生命――われわれは孤独か』:雨読夜話

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地球外生命――われわれは孤独か (岩波新書)
地球外生命――われわれは孤独か (岩波新書)
長沼 毅 井田 茂
岩波書店 2014-01-22

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生物学と惑星科学の学者による、地球外で生命が存在するのかという命題について、これまでの生物学や惑星科学、科学といった諸学問で分かっていること、分かっていなくて課題となっていることなどを解説している科学読み物。

生物学者の多くは地球外で生命が発生する可能性は低いと考え、天文学者や化学者の多くは地球外にも生命はいるだろうと考えているという考え方の違いが初めに書かれている。

用語や概念がなかなか頭に入らなくて斜め読みになってしまったが、地球で生命や知性が発生するためには複雑で絶妙な条件が必要だということは何となく分かった。

SFに登場するような、地球上の生命とは異なる組成で、酸素以外の大気でも生きる生命というのは、一般に思われている以上に存在することが難しいようである。

また、惑星に水が豊富にあることは地球型の生命が発生するための必要条件ではあるが十分条件ではなく、地表の全てが深い海に覆われているような惑星があったとして、そこではリンなどの分子が足りなくて生命が発生することは難しいのでは?としていることにも少し驚いた。

太陽系内で地球以外に生命が存在する可能性がある天体として、木星の衛星であるエウロパやガニメデ、土星の衛星であるタイタンやエンケラドスなどが挙げられ、その環境について解説されている。
この中でエンケラドスではかなり小さいながらも水、熱源、有機物の存在が揃って確実視され、生命の存在も期待できるという。

現在の学問で分かっている範囲を解説してもらい、可能性について分からないながらも期待したくなる1冊だった。




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