『ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル』:雨読夜話

ここでは、「『ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル』」 に関する記事を紹介しています。
ST警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル (講談社文庫)
ST警視庁科学特捜班  緑の調査ファイル (講談社文庫)
今野 敏
講談社 2007-02-10

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今野敏によるST(警視庁科学特捜班)シリーズの、超人的な聴覚を持つ結城翠(ゆうきみどり)をメインで扱っている作品。
先日『沖ノ島伝説殺人ファイル』を読み、気づけば現在出ているシリーズで未読のものはあと2冊くらいだと気づいたので続けて読んだ。

本作では世界的に有名な辛島という指揮者と柚木優子というバイオリニストが東京でコンサートを開くことになり、ST内で話題になるところから話が始まる。
いきなり菊川と青山が実はクラシックの大ファンという意外な事実が明らかになって驚く。

事件は優子が弾く予定となっていたストラディバリウスという名器が運送中に別のバイオリンにすり替わり、盗難事件として異例の捜査本部が設置される。

ここでは聴覚がありすぎて聴きたくない声や音が聴こえてしまう悩みを持つ翠が、辛島に関心を持たれたり通常の人には聴こえない帯域の音についての話をするなど、メインというだけの活躍をしている。
また、クラシックファンということで青山と菊川の2人が普段と異なる言動をしているあたりが楽しい。

著者が作家になる前に東芝EMIに勤めていたこともあり、音楽や業界に関する描写は細かくてリアルなように感じられる。
最近の伝説ものも悪くないが、STではこの時期の作品が面白い。




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