『おのぞみの結末』:雨読夜話

ここでは、「『おのぞみの結末』」 に関する記事を紹介しています。
おのぞみの結末 (新潮文庫)
おのぞみの結末 (新潮文庫)
星 新一
新潮社 1976-04-01

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星新一による、11編のSFショート・ショート集。
かなり以前に読み、表題作がわりと好きな作品だったような記憶があったので再読した。

その表題作は”メロンライスにガムライス”という合言葉で話が展開する形となっていて、それ以上はネタバレになるので書けないが、軽妙な進行とありそうでない設定がすごく良かった。

他にもスリリングな展開で早く先を読みたくなる「侵入者との会話」「ある占い」、平坦な感じの導入から大きな話になる「ひとつの目標」「要求」、ふくらませるとフィリップ・K・ディックのような作品にもなりそうな「あの男この病気」「現実」など、収録されている数が少ないこともあってか、著者の作品の中でも全体的にレベルが高い。

中には執筆当時はなかったはずだが現在では有名な犯罪を描いている作品もあり、著者の予見がすごいのか、あるいはこうした作品を読んで最初に実行を計画した人物がすごいのかが分からなくなったりもする。

かなりの期間を置いて再読すると、記憶がある作品は”そうそう、ここが面白かった!”と思いながら読めるし、忘れていた名作や当時あまり刺さらなかった作品で面白かったら新鮮に楽しめたりするので、他にも再読してみるつもりである。




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