『私が野球から学んだ人生で最も大切な101のこと』:雨読夜話

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私が野球から学んだ人生で最も大切な101のこと
私が野球から学んだ人生で最も大切な101のこと
野村 克也
海竜社 2011-07

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ノムさんが野球から学んだことを、1項目当たり見開き2ページで100項目、そして101項目目だけはあとがき代わりに12ページで語っている本。

基本的には他の作品とも重なることを書いていて、2ページごとに切り替えながら読んでいけば、読むのにそう時間はかからない。
ただ、本によって重点が異なっていたりして、本書では感謝の大切さや脇役というポジションの重要性、準備や管理についての記述が多いように思い、その分印象に残った。
沙知代夫人については遠慮や容赦なく耳の痛いことを言ってくれることについて感謝していると書いていて、ちょっと笑ってしまった。色々と言われることの多い人だが、ノムさんには合っているのだろう。

エピソードとしては楽天の監督時代に岩隈を叱り続けて大成した話や、「江夏の21球」で古葉監督が動かずにバッテリーを信頼するという作戦を取って成功したことへの絶賛、南海時代に本拠地の和歌山や四国への移転を提案したことなどが比較的目新しく感じた。
ここでもへそ曲がりな門田博光に逆のことを指示して成功した話が出てきて、ついつい笑ってしまう。

ノムさんの率いるチームは奇策を仕掛けていくイメージが強いが、あくまで奇策はごくまれにやるから成功確率が上がるわけで、ベースはきちんとした準備の上で定石を実行することが基本だと書いているのには納得できる。

最後の項目では、同期の技巧派投手としてリードのやりがいがあったとした皆川睦雄投手とのカットボールを使うようになったエピソードを語っていて、他の項目よりも明らかに思い入れが強いことが感じられた。

少し前に往年の名選手だったプロ野球解説者がテレビのコーナーでのリスペクトや理解が欠けた(と思われる)発言がネットで炎上していたが、その点ノムさんは発言の影響や効果を分かった上で言っている節があるし、あまり知らないことについてコメントすることも多くないので、ここまで炎上することは少ないように思う。
そこそこ興味深く読んだというところである。




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