『大破局の「反日」アジア、大繁栄の「親日」アジア』:雨読夜話

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大破局の「反日」アジア、大繁栄の「親日」アジア
大破局の「反日」アジア、大繁栄の「親日」アジア
長谷川 慶太郎
PHP研究所 2014-08-18

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長谷川慶太郎による、反日国家である中国、韓国、北朝鮮の破局が近く、他の親日アジア国家が日本の支援などで反映するであろうことを語っている作品。
本作の半年くらい前に出た『破綻する中国、繁栄する日本』に続いて、その後の変化を書いている内容となっている。

中国では習近平がシャドーバンキングつぶしを使って現在のところ瀋陽軍区を抑え込んでいること、それによって瀋陽軍区が影響力を行使してきた北朝鮮が見捨てられて危機的な状況に陥っていることを語っている。
それから予想されるのは北朝鮮の崩壊による難民の大量発生だが、難民たちが目指すのは韓国になるはずで、東西ドイツの事例と比較し、韓国は現状のままでは支えられないとしていて、これはそうなるだろうと思う。

そこで問題となるのがパク・クネが反日と中国への擦り寄りを進めたことで、日本からの支援が期待できなくなったことである。
北朝鮮が崩壊した場合に中国が支援することは難しく、日本から支援を受けようとするとパク・クネが日本を訪れてメディアの前で謝罪を行っても日本国民が許してくれるかどうかという話にはうなずける。

そして中国や韓国の経済や産業が日本製の素材や工作機械なしには立ち行かないこと、こうした産業をやっていくには絶え間ない技術研究や競争が必要となることを多くの例から語り、中でも戦後の企業経営者が銀行に対して個人保証を入れた話をしたら韓国人が絶句したエピソードがなかなか印象的だった。

後半では親日アジアということで、ベトナム、フィリピン、インドネシア、タイ、ミャンマー、バングラデシュ、インドといった国々の事情や日本との関係について解説している。
フィリピンが日本で退役した大型の巡視船を欲しがっている話やインドシナ半島で建設されている高速道路、ベトナムが中国の南海艦隊との争いを優位に進められた背景など、多くの話が書かれていて興味深い。

日本からは原発やエネルギー発生効率の高い石炭火力発電所、技術者による人的支援、法整備などのソフトウェアについて多くの点で貢献できる話がなされていて、重要なことだと思う。

後ろの方ではヨーロッパやロシアについても触れられており、ウクライナ問題の背景や、社会主義や共産主義を採用していた国では技術革新を行うモチベーションが出ない理由、EUから制裁を受けたロシアが日本に対して天然ガスをネタに擦り寄る可能性が高いが、天然ガスのパイプラインがない日本は慎重に対応すべきことなどが書かれている。

他の作品同様、多くの知見にもとづく話には説得力と読みごたえがあった。




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