『村上朝日堂』:雨読夜話

ここでは、「『村上朝日堂』」 に関する記事を紹介しています。
村上朝日堂 (新潮文庫)
村上朝日堂 (新潮文庫)村上 春樹 (著), 安西 水丸 (著)
新潮社 1987-02-27

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村上春樹が30代の頃に連載で書いていたエッセイを単行本化した作品。
安西水丸が挿絵を描いている。

1項目当たり見開き2ページで構成されているのでどこからでも読め、気軽に楽しむことができる。

ジャズ喫茶を経営していた頃に体験した雇ってはいけないタイプの人物の話や、ビーフカツレツへの嗜好、面倒くさがりなわりに引越しが好きなことなど、身近な話が多く書かれ、力の抜けた感じが読んでいて心地いい。

ヤクルトスワローズの本拠地である神宮球場で消化試合をわびしく観ていた際の酔っ払いによる野次のエピソードや、フリオ・イグレシアス(この時期にヒットした世界的な歌手)への偏見などのところが、特に著者らしさが出ているような感じがして面白い。

巻末では安西氏との対談や、文:安西水丸、絵:村上春樹という役割を交換したコラムが収録されいるのも楽しい。

最近、日本と隣国の関係についての発言で物議をかもしたニュースを目にしているが、著者がこの手のことに確固とした思想や知識を背景として言ったように思えない。
ある種の人々から知名度に目をつけられ、担がれたのではないかと疑っている。





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