『生命保険で損をしたくないならこの1冊(第2版)―見直し方・選び方 (はじめの一歩)』:雨読夜話

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生命保険で損をしたくないならこの1冊(第2版)―見直し方・選び方 (はじめの一歩)生命保険で損をしたくないならこの1冊(第2版)―見直し方・選び方 (はじめの一歩)

三田村 京
自由国民社 2009-11-06

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生命保険について、消費者に不利な商品をつかまされないようシビアに解説している作品。
先日『保険 こう選ぶのが正解!』を読んでためになったので、さらに関連した本を読んでみようと思い図書館で借りた。

保険は掛け捨てが基本で、終身だとか貯蓄機能をつけるから保険料がかさむとばかり思っていたが、本書を読むと長期的には必ずしもそうでもないことが分かってくる。

ただしそれは単体の終身保険などシンプルな構成の保険の場合で、日本生命、第一生命、住友生命といったよく知られている「漢字系」の生保では「抱き合わせ保険」、「アカウント型保険」ばかりを販売して更新や転換をさせることで消費者が著しく損をさせられることになると何度も注意している。

また、定期保険は期限があることで安い一方で満期には残らないという当たり前だが重要なことを書いていたり、共済や簡保(簡易保険)のマイナス面にも触れている。

保険は難しいという先入観があるが、それは漢字系生保などが複雑な商品ばかりを売っているためで、基本は死亡保険、生存保険、生死混合保険の3種類に大別されるとあり、かなりイメージが整理される。

そして保険商品のチェック方法としては支払額と受取額の総額を計算することを勧めていて、やっていない人が多いはずだが重要なことだと分かってくる。

生保の破綻リスクについても触れていて、ここでは会社が顧客に支払うためにプールしている「責任準備金」の額と組入率を比較する方法が書かれている。
各社における当時の表が掲載されていて、著者が酷評する漢字系生保の組入率は驚くほど低く、そこそこ組入率が高い独立系の一部や損保系の生保も選択として考慮した方がいいと思った。

生命保険の商品設計における暗黒面が多く書かれていて少々重い気分になるものの、重要なことが分かりやすく書かれていたので読んでよかった。
まだまだ保険については知らないことが多いので、もう何冊か関連書籍を読んでみるつもりである。




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