『おかしな先祖』:雨読夜話

ここでは、「『おかしな先祖』」 に関する記事を紹介しています。
おかしな先祖 (角川文庫)
おかしな先祖 (角川文庫)
星 新一
角川書店 2008-01-25

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
声の網 (角川文庫)
ごたごた気流 (角川文庫)
ちぐはぐな部品 (角川文庫)
地球から来た男 (角川文庫)
城のなかの人 (角川文庫)


星新一による、SF落語という感じで書かれた短編集。

アダムとイブが現代に出現する表題作をはじめ、「オオカミそのほか」「戸棚の男」のように必ずしもSFっぽさが強くない作品、「ふーん現象」での会話の絶妙さ、「所有者」で事態がエスカレートするところなど、落語の要素が随所で感じられる作品が収録されている。
「心残り」などはばかばかしさが強すぎて逆に星作品らしくない感じすらしている。

そして「所有者」は、中学生の頃に読んだ少年向けのSF小説アンソロジーである『果てしなき多元宇宙』に収録されていることでも印象に残っていて、懐かしい気分になった。

著者によるあとがき、そして著者と親交の深いSF作家の一人である平井和正による解説「星さんへのファンレター」もなかなか読みごたえがある。

あっというどんでん返しや何とも言えない読後感の残る作品もいいが、こうしたあっけらかんとした感じの作品も楽しい。




にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

関連タグ : 星新一,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック