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『ヒトイチ 警視庁人事一課監察係』:雨読夜話

ここでは、「『ヒトイチ 警視庁人事一課監察係』」 に関する記事を紹介しています。
ヒトイチ 警視庁人事一課監察係 (講談社文庫)
ヒトイチ 警視庁人事一課監察係 (講談社文庫)
濱 嘉之
講談社 2015-05-15

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濱嘉之による、警視庁警務部人事一課、通称ヒトイチの監察係長が活躍する警察小説。

主人公は若い監察係長の榎本で、捜査情報の漏洩や反社会勢力との癒着、警察官という立場を利用しての恐喝などの非行を行う悪徳警官の捜査を行っている。

警官同士での犯罪もあれば、暴力団、宗教団体、政治家、大企業などとの犯罪もあり、警察内部だけでなく多くの範囲に捜査がなされていくことが多い。
そして外部に対してはもちろん、身内である警察の他の部署に対しても捜査情報を秘密にしておく必要度が高いということもあり、公安とは別の意味でかなり特殊な部署であることが分かってくる。

また、非行を行う警官も単なるチンピラっぽい警官だけでなく、エリートやキャリアを捜査する場合もあり、腐敗はどの場所でも起こるものだと恐ろしくなる。

著者の他の作品と同様、警察出身なだけにリアルな描写や危機意識が伝わる内容で、ぐいぐい読んでいくことができた。




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濱嘉之 『ヒトイチ』(講談社文庫)、読了。 警察組織内の不正に対処するいわゆる監察の仕事を舞台にした小説。 警視庁人事一課、略してヒトイチだそうです。 最初、長編小説かと思っていたら、 中編小説が3本収録されていました。 あんまり事件を大事に仕立て上げず、さくっと結末をつけていたので読みやすかったです。 何よりも、監察にそこまでの捜査能力があるのかというところに驚きました。 警察官出身の...
2019/06/11(火) | 観・読・聴・験 備忘録