『大波乱: 長谷川慶太郎の大局を読む緊急版』:雨読夜話

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大波乱: 長谷川慶太郎の大局を読む緊急版
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長谷川 慶太郎
李白社 2015-02-10

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現在の原油下落を「逆オイルショック」と表現し、この現象がアメリカと日本の好景気、そしてEUやロシア、中国などで苦境が続くであろうことを解説している作品。
図書館で催されていた古本市に50円で出展されていて、まだ発行から半年も経っていないので迷わず購入した。

まず、原油の下落はアメリカでシェール革命によって原油と競合するシェールオイルというエネルギー商品ができたことと、それに伴ってOPECを主導するサウジアラビアが原油の減産を見合わせることを決定したためと書かれている。
これによって資源以外に売り物がないロシアが大ダメージを受けている過程も説明している。

また、アベノミクスのもとで進行している円安の背景には日銀の量的緩和以外にも、アメリカの経済が好況に入ってドルが円以上に強くなったことや、規制緩和で邦銀が海外の企業への投資をしやすくなってだぶついていた長期資金が海外に流れるようになったことが書かれていて、なるほどと思った。

他にもギリシアやドイツなどのEU諸国での問題や中国の経済指標のあやしさ、中国に見捨てられてロシアにすがりつく北朝鮮などの話も触れているが、このあたりは他の作品と重なるところが多く、上記に述べたあたりが本書で重点を置いて書かれている。

重なる話の中に新たな情報を少しずつ紹介しているあたりはうまいと思うし、今後も著者の作品を読むことになるのだろうと感じた。




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