『世界の未来は日本次第-「BtoB」、そして「BtoGへ」』:雨読夜話

ここでは、「『世界の未来は日本次第-「BtoB」、そして「BtoGへ」』」 に関する記事を紹介しています。
世界の未来は日本次第
世界の未来は日本次第
長谷川 慶太郎 渡邉 哲也
PHP研究所 2015-02-21

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
日経平均2万5000円超え時代の日本経済
中国大減速の末路
アジアの覇権国家「日本」の誕生
株価上昇はまだまだ続く!: 30年に一度のチャンス
大波乱: 長谷川慶太郎の大局を読む緊急版


長谷川慶太郎と、『本当にヤバイ!欧州経済』で読んだことのある渡邉哲也による、世界情勢と日本の現状についての分析を語り合っている対談本。

まずはアベノミクスの是非を問うた昨年末の選挙について、野党からは反対意見だけで対案がないので選びようがないと厳しいことを話している。

そして韓国については、円安による価格競争力の低下と中国に品質で追いつかれた話や、サムスンに引き抜かれた後に解雇された日本人技術者は日本企業に採用してもらえないことに触れていて、韓国と関わることはかなりリスキーだと改めて感じる。

中国では香港での民主化デモを弾圧した件をきっかけに、香港返還に関するイギリスとの条約を無効にすると一方的に通告したことで、イギリスや国際金融資本を怒らせたことが今後効いてくるとしている。
まず造船業についてはシッピングローンが組めなくなって中国の造船会社で倒産が続いていたり、貿易でもイギリスが主導権を握っている決済でも報復が考えられるなど、スマートな嫌がらせを得意とするイギリスの行動に注目したい。

長谷川氏が得意とする産業や技術についての話も多く触れられていて、日本とドイツが戦前から使用していた8階建てのビルくらいの巨大なプレス機をアメリカもソ連も使いこなせずにスクラップにしてしまい悔やんだ話や、トヨタの田原工場で発生した鉄くずを対岸の東京製鐵の電炉でリサイクルされているという効率のいいシステムの話が面白かった。

日本にはオンリーワンの技術を多数保有しているのにこれまで安売りしていたのが問題とし、こうした優位性を活かして世界をどのようにリードしていくかが重要になってくるということで、本書のタイトルにつながってくる。

具体的で刺激的なエピソードを多く紹介した上で話を進めていて、興味深く読むことができた。
渡邉氏の作品ももう少し読んでみようと思う。




にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

関連タグ : 長谷川慶太郎,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック